清張&邦子


駅路 傑作短編集6 (新潮文庫)

駅路 傑作短編集6 (新潮文庫)


日記まとめついでに。先日TVで観た松本清張生誕100年記念ドラマ、
駅路」はとても面白く見応えあったのでした。
なんといっても大好きな邦子さま(NOT山田)が30年前に書かれた脚本を、
北の国から」(実はほとんど観てないけど)の演出で有名な杉田成道
脚色・演出という組み合わせなのですもの、そりゃ観るわ。


出演者も、石坂浩二役所広司、十朱幸代、深津絵里木村多江となんだか凄いし、
おまけに話題の高岡蒼甫がやっぱりね・・な役どころで出演してますし。
主題歌は中島みゆきだし。(重厚感を持たせるにはうってつけ)
居酒屋でおでんを食べながらの役所さんと深っちゃんの会話で泣きましたよ・・
話の内容的には結構ありがちというか、なんでもない2時間ドラマになりそう
なんだけども、やはりそうはいかない面々なので、深みのあるものになっていました。
「5年前には考えもしなかった事が不安に」(うろ覚え)という台詞にずどーん。
それにしても深津絵里の美しいこと。鍵となる白黒写真の中の美しい表情にみとれ。
と思ったら、写真、平間至か!と最後に妙に納得しました。
しかし十朱さんも木村さんも、激昂した時の演技が凄まじく、さすがと思いました。
というか怖かった。奥さんや恋人の存在ってなんだろうとこの上なくどんよりしました。