出前ジュークBOX vol.3
ピーター・バラカン氏の出前ジュークBOX vol.3に行ってきました。
前回に続いて2回目の参加。UPLINK FACTORYは今回も満席!
今回はいつもと違って、前後半と分けずに通しで、ピーターさんの新刊である
「わが青春のサウンドトラック」を元に、ご自身の音楽遍歴を実際に曲をかけながら
解説するといった内容でした。またも楽しい大学の講義のようで、こんな講義ならば
熱心に勉強するのに・・とぼんやり考えながら聴き入りました。
ピーターさんはご自身の肩書きをCBSドキュメントに出演されて以来20年、
「ブロードキャスター」と名乗られていますが、日本では一向に浸透しないので、
これからは「英語教育革命家」と名乗るそうですヨw
実際、日本の英語教育(特にカタカナ表記の誤った発音)に対して疑問をもって
「猿はマンキ・・」を出された事もあり、全国の公立小で教える予定もあるそう!
そんな授業を受ける子供、とても羨ましい・・(私も混ざりたい・・)
- 作者: ピーターバラカン,Peter Barakan
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2009/01/24
- メディア: 新書
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今回はピーターさんが音楽を聴き始めた50年代後半〜70年頃までの曲を
色々と聴きました。ビートルズ等の知っているおなじみの名曲もあれば、
私のような、音楽知識のあっさーい者には初耳の曲まで。
名前を知っていて、聴いた事がある様な気になっていても、全然知らなかったというもの
ばかりで新鮮。(歌っているのは誰でしょう?という質問タイムのこれもよかった↓)
ピーターさんが衝撃を受けた(人生が変わった)音楽の一例として、
ストーンズ→ブルーズ→アレサ・フランクリンを挙げておられました。
ビートルズやストーンズが出てきた時の衝撃や、その他の音楽の流れを
生々しく(表現がなんか変ですが)聞けるのはとても貴重なこと。
音楽以外にも、当時のロンドンの文化、ピーター少年の日々の生活が
垣間見え、それを映画の様に想像するのも楽しいひとときでした。
特に13歳の時に音楽好きな友達と2人でパリに行った話や、
週末ごとに誰かの家で開かれるパーティーの話(ほぼ「さらば青春の光」が
表しているそうです・・)にトキメキ。
Spencer Davis Groupが地元の店に来ているのに気づき、弟さんだけが
ダッシュで家に戻りまんまとサインを貰い、ピーターさんは恥ずかしくて
外にいたというエピソードが微笑ましくてよかったです。
2時間はあっという間で、もっと聴きたい曲も皆さんあったと思われますので、
ぜひ何回かに分けて、当時の映像なども交えて聞きたいなあと。
こういうものをTVでじっくり放送して欲しいものです。
そしてぜひ74年に来日されてから今日までの本も読みたいものです!
(ミュージック・ライフ、YMO、ポッパーズにCBSドキュメント)
そして今回も新刊の「サントラ」本にサインいただきました!エヘヘ
ピーター氏が紹介していた、ビヨンセ出演の「Cadillac Records」も気になるー