三島&沼津で12年分しゃべるツアー



9月末の土曜の夜、仕事後に東海道線に揺られる事約2時間、
静岡県三島駅に降り立ちました。到着は23:30。
(BGMはもちろん、Perfumeの23:30でお願いします・・)
途中初耳な駅名が多く、二宮駅で「ニノニノ!」と騒ぐなど・・
僕らが旅に出た理由は、古い友から個展のお知らせが届いたため。
いつも会いたいねって言い続け、そんなに遠くないわりに
なかなか会えないままかれこれ12年・・(ギャーッ)
「そうだ、三島いこう!」と突然決めたってわけなのです。
翌日朝、ホテルを出て三島で撮った初写真がこれ(↑)って。
12年分の思いを込めて、ほぼ1日の事ですが、いつもより長めに。



初めての三島は、水の綺麗な街ということで、
あちこちに川や湧水ポインツがあって散策するのが楽しい。
こんな彫刻も蓮沼川の中にポツリポツリといたりして。
(妹と甥っ子の様で思わずパチリ)


 


てきとうにブラブラしたわりには、無事行きたかった
源兵衛川に辿りつくことができました。ここいいね。
早朝来てぼんやりお茶でも飲んだらよさそう。
ホタルも見られるらしいですよ。飛び石を渡っての移動もたのし。


 


川沿いに住んでる人は夏涼しくていいだろうなあ。
「街中がせせらぎ」、確かに。



三嶋大社に向かう途中の商店街のカバン屋さんの看板。
カバンに子ねこズがブラーン。


 


カバン屋さんの向かいに見えてくる白滝公園には、こんな子たちが。
「めぐみの子」というからくり人形で、近づくとセンサーが反応し、
「三島のおいしい水だヨ。どうぞ〜」的な感じの子供の声が流れ、
「よいしょ!よいしょ!」と動き出し、美味しいお水が流れてくるのヨ!
あんまり働かせるのも悪いので、ちょっこし飲んでおいとましました。
ご馳走様でした。(着物がデズニー柄!)



白滝公園を過ぎ、また川沿いをまっすぐ三嶋大社に向かって歩く。
ところどころかかっている橋の下には必ず鴨たちが休んでいて
面白かった。やっぱり屋根があると落ち着くのかしら・・



ようやく三嶋大社に到着!ここでお友達と再会ですよ。(ドキドキ)
と思ったら、こちらは正面じゃなかったみたいで地味な入り口から
入ってしまいました・・



この時季の三嶋大社は天然記念物のとても大きな金木犀が有名という
情報を得て、うろうろ金木犀を探していたら、急によい香りが・・
香りにつられて発見した金木犀の写真を撮っていたら、お友達が
背後から!というわけで、無事再会。なんだか12年ぶりとは思えず、
あっと言う間に気分は出会った予備校ブギ時代に・・
しかし友の隣には見知らぬ細身の男子が微笑んでおるぞ・・
も、もしやあなたは!と思わず肩をつかんでゆさゆさしたい衝動をおさえ
落ち着いたフリしてみたものの、やっぱりお友達のお子様(11歳)なのでした!
あ、赤ちゃんだったのに!と時の流れに身をまかせすぎな自分に眩暈。
そろそろ反抗期に突入してもいいお年頃なはずなのに、母上の友達との
再会に付き合ってくれるなんていい子すぎる!(しかもモテそうだしサ)


 


で、樹齢1200年の金木犀を前に記念撮影×何度も。
ラベンダーの香りでタイムスリップ(時かけ)じゃなくて、
金木犀の香りでタイムスリップしましたよ。なんかご利益ありそうな。
この花の色は、よくある赤黄色のものと違って薄黄色なのが上品。
約8km先まで香ったとか香らないとかいう言い伝えが。(「嘘臭い」とお子様)
なんだかいい再会の場所になったなあ。それにしても高貴なかほり。
上の写真をこすると金木犀の香りが漂います。(ウソ)



「しか のえさ」(友人曰く、ハトを消したのでは?と。)


 


しか います。


  


「しか のえさ」の売店に、「人間の えさ」(駄菓子)が売ってて、
そのパッケージのゆるゆるキッズに心奪われ、撮影する私に呆れるお子様。
子「なんでこんなの撮るの・・」母「Tちゃんはこういうのが好きなんだよ・・」
すんませんその通りですなんかほんとに時がとまっててすんません・・


 
 


そして車で個展会場のギャラリーのある沼津まで乗せていただき。
ギャラリーに着くまでにひと通り、懐かし話から近況(周りの友人のまで)
をドワーーっと話し続け。着いてからも話し続け。なにせ12年ぶりですから・・
作品は最近のお仕事関係のものから、過去の学生時代の懐かしいものまで。
お母さんもやりながらこんなに色々作品を作れるなんて感心ですよ。
かえるの子は・・といった感じで、お子様もとてもいい絵を描いていて。
遊びにきた子供たちなどが描いて貼っていった「NUMA ZOO」はステキ。



なんか10年なんてあっという間だけど、その間には色々あって、
ほんとに今こうしてここでお子様を挟んで話しているのが不思議すぎて。
思い立てばこんなにもあっさり会えるというのにねえ。
つもる話はまだまだあるんだけど、いい加減にしようとおいとま。
また逢う日まで。(多分1度逢ったらわりと頻繁に逢える気がする)



腹ペコなまま沼津港へとフラフラ歩く道沿いのビルにロボ笑う。



沼津プロレスの方々の人力車などを横目に沼津港到着。
大行列の人気店はあきらめ、うろおぼえの情報を元に入った
お店は大当たり。ぬまづ丼、ちょーうめえなっす!(おしんか)
生桜エビ、生シラス、鯵のたたきが鯵の炊き込みご飯の上に!
全部全然くさみがなくてしんせーん!おいしー。
ビールについてきた小鉢のすり身揚げ的なものも美味しかったし。
ザ・沼津!という感じのものを食べたかったので満足です。ブヒ。

港でお土産をみたりしつつ、最後に富士山の眺めもいいという
千本浜公園を目指しバスを待つ間の15分間、私たちはすっかり
これの虜に・・館内で嫌という程エンドレスに、交互に流れ続ける
ご当地ソング3曲のクオリティの高さと中毒性に心奪われたのです。
その1・「沼津みなと新鮮館」(ラップあり・中毒性強め注意)



帰ってから調べたら、昨年TBSラジオの「爆笑問題の日曜サンデー
で、ご当地ソングNo.1に選ばれていたという・・知らなかったー!
その2・「沼津みなと商店街」(新曲らしい)は動画なし。
これもいい曲じゃった・・
その3・「みなとオアシス沼津」(しっとり系のいい曲・泣けます)



カラオケにあったらぜひ歌いたいところ。CDあったんだ・・(欲しい)
この後、東京までずっとこの3曲が頭をぐるぐるしたのは言うまでもなく。



ぃらっしゃい!当店(うち)の惣菜は
全部(どれも)手造りだよ」
いらっしゃい!の「い」が小さいところに、
おやじさんの「らっしゃい!」に近い威勢のよい喋りが
感じられるし、絵もかわいくていいわあ。(途中でまたこんな撮影を)


 
 


短い旅もそろそろ終わり。猫がいすぎる富士山鑑賞スポット、
千本浜公園に到着するも、残念ながら曇ってきて富士山はうっすら。
でもおだやかな海をぼんやりみられてよかったよ。
なんだか遠足にきておにぎりとか食べたい感じの眺めね。


 


三嶋大社でみんなでひいたおまけつきのおみくじ(各地でやってる・・)
おかめちゃん、大切にします。


 


帰りは沼津から再び東海道線だけどグリーン車にして旅気分に。
劇的に空いていて貸切でした。2階建ての下って初めてでワクワク。
旧友とそのご家族、そして旅の仲間に感謝です。だんだん。(ゲゲ)