2014年に見た映画(映画館で)



2014年は赤ん坊との格闘の連続だった為、特に初期の頃は、もう映画館など行けるわけないし行ったら死刑かな・・(軽く育児ノイローゼ気味だった)と覚悟していたけれど、幸い引越し先は歩いていける範囲に映画館があるところだった為、夫と交替でささっと見てくる!という事ができた。ありがたい。もちろんそう簡単に行けるはずもなく、泣く泣く見逃したものがほとんどだけど・・それでも暗闇から別世界に行けるこの2時間程の旅は、本当にマッサージよりお茶するより大きな気分転換になった。特に月齢の低い赤子様を抱えてもんやりしているお母さんにこそ、映画館での鑑賞をおススメしたいです!しかし、どこの映画館にも普通に託児所があったらどんなにいいことか。*1区の一時預かりを利用するという手もあるけど、随分前から予約が必要だし、大抵3時間か6時間などの単位なので、行き帰りの時間や着いてから預けるまでの手続き(案外時間がかかる・・)を入れると微妙に足りなかったり、逆にそんなに預けなくてもいい場合もあったりで。映画館に作ってくれたら、上映時間に合わせられるから便利なのになあ。という事で、2014年は以下の8本を見に行く事ができました。
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ホビット 竜に奪われた王国、産後初めて見た映画はもちろん大好きホビット!樽、樽、樽ライダー!ボンブール可愛いすぎ、レゴラス調子こきすぎ。ああ面白い。グランド・ブダペストホテル、完璧なー計算でー造られたー楽園でー(思わず歌う)。東欧レトロなオレンジ系の壁紙やレース編みのカーテン、かわいいコートにケーキに猪に…いちいちたまらんね。毎度の事ながら、かわいいもので気が散るのが困るし、そんな事以外にも内容だってもちろん色々あるのにそんな感想ではアホだと思われる・・!と思ったりもするけど、もうウェス・アンダーソンのおしゃセンスを存分に堪能するという事も大きな楽しみのひとつなので、それでいいのでは?と開き直ります。特にメンデルのケーキ箱、制服、あの色合い。なまいきチョルベンと水夫さん*2チョルベンが力士かわいい。(さほどなまいきではない)大人も子供もいいし、かわいい動物わんさか、インテリアもファッションもステキ。犬とアザラシ好きにはたまらない感じ。あれ、これもアホな感想になってるぞ・・でもほんとにかわいいんだもの仕方ない。ラストも含め、くすくす笑える場面も多数。涙腺が老化してるのでちょっと泣いた。やかまし村もいいけど、こっちも相当よいな。パンフにはやっぱりミスター・スウェーデンの寄稿あり!ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、踊るとこもう一回見たいし、アライグマグッズを探したし、サントラはテープで欲しいし、パンフ買う時勢い余ってギャーディアンズ・・って言っちゃったし。I am Groot!ゼロ・グラビティ、これは去年ですらない映画ですけども、IMAXで再上映していたので駆けつけました。噂に違わず、これは本当によかった。時間が短いのもいいし、サンドラさんの髪が短いのもいいし、今までジョージ・クルーニーの良さ(濃さ)がいまいちピンときていなかった私もさすがにピンときたし、力強く生きる!とめた泣き。ワォーン!て犬の真似する辺りから特に泣いてしまう。


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フランシス・ハ非モテトート付き前売り券を買っていたにも関わらず、とうとう渋谷で見られずに六本木で。渋谷で見たい感じの映画だよなーこれは。それもシネマライズ物件なはず・・90年代ならね!歩き方でわかったよ、と言われるところや、女友達との微妙な温度差などは切ないし、心当たりのある痛いあれこれ、街を駆け抜けるシーンは音楽の力!と思わずにはいられないワクワクがあるけれど、最後の方とかやっぱりちょっと、あら、なんだかんだとんとん拍子だね?と少し意地悪く思ってしまったりも。あと、ああいう喧嘩ごっこみたいのを突然仕掛けてくる子がとても苦手だったので、かなりイラッとした・・でもラストは洒落てておちゃめだし、音楽もいいし、好きか嫌いかで言ったら好きなのかも!(勝手)エクスペンダブルズ3、1も2も見に行ってる事だし、3も行きましたよ。もう明日から仕事復帰だし、なんかパーッと派手に盛り上がる系のにしようと思って。映画前に、普段食べないこってりした台湾まぜそば+豚トロのせというこの上なく脂ギッシュなものを食べてから、更に脂ギッシュな映画を。毎回清々しい程内容を忘れるけど、ハリソン・フォードのおじいちゃん度が増していた事は覚えています。バンデラスさんよかったけど、杉本哲太すぎる。あと時間長すぎる・・ゴーン・ガール、2014の締めはホビット3にするつもりが、周りからの早く見て!(喋りたいから!)に押され、こちらになりました。ほんと、ネタバレを気にすると、ねこかわいい、そして結局ねこはどうなりましたか・・ぐらいしか言えなくて。以下、少し内容に関するキーワードが出てきますがそんなに関係ないですけど一応。この怖いは単純に女ってコエー!ではなかった。夫婦怖いでもあるけど、両親怖いもあるし、間違った事がどんどん広まってく怖さ、普通に見える人、語りたがりな人の怖さ。(2ショット女の憎たらしさ!)なんというか、とにかく男と女の違いだけではなくて、夫婦でも親でも何考えてるかなんてわからないし、人間関係ってムズいよね!とどんよりする。でも途中から面白ポイントが沢山あって笑ってしまったけど…唾ペッペッ!と、わーい、ピョコーン!って飛ぶとこよかった。というか、第二幕という感じの暮らしぶりの辺り、生き生きしていてなんだか好きだなあ。悔しがってクッションでイーッ!ってなるところとか。その他ベンアフさんのアゴとあのスマイル、弁護士グミ投げシーン、若い娘の胸と顔、妹、そして今回もじわじわと音楽がよかった。妹とあのバーで飲みたいです。(結局それ)原作読もう。


ゴーン・ガール 上 (小学館文庫)

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ゴーン・ガール 下 (小学館文庫)

ゴーン・ガール 下 (小学館文庫)

*1:横浜の方の映画館では、子供を預けて映画を見よう!という企画を時々やってるみたいだけど。

*2:先に伊勢丹でFIKAとコラボのお菓子なんぞ買ってしまった(ジャケならぬ箱買い)手前、映画も見ないとね・・と行ったけど、行ってよかった!