ありふれたズラ


銭ゲバ 上 (幻冬舎文庫 し 20-4)

銭ゲバ 上 (幻冬舎文庫 し 20-4)

よくあるかつらの話ではありません念のため。
昨年末の「流星の絆」以来、急にドラマを観る機会が増えました。
いつも大体途中で見逃してやめちゃうのですけど。
銭ゲバ」と「ありふれた奇跡」は今のところ追いついていて、
天地人」はかなりとばしとばし・・(追いつけそうにない)
与六の可愛さに号泣し、そこだけずっと観ていたい・・
阿部寛、顔が立派で濃いので、あの被り物と髭がどうも中東系の人に見え・・


銭ゲバ」は松ケンみたさに観てますが、宮川大輔は常にメガネをかけていて
欲しいものです・・でもなんか妙な迫力ある。目力すごい。
流星の絆」にも出てた子役の子がよいです。(両方とも、親が哀しい役だねえ)
松ケンが毎回ヨダレ垂れるのも辞さない迫真の演技なのですが、やっぱり
唐突に繰り出される「ズラ」攻撃には笑ってしまう・・どんなに哀しい場面でも。
しかし初回はどうなんだろうと思ったけど、金持ち姉妹がよいし(特に妹の顔)、
コミカルな定食屋のシーンはどうかと思うけど、あれがないと息苦しい気もするし。
椎名桔平のベタな豪遊ぶりとダメおやじぶりを観るだけでもかなり楽しめます。
でも桔平さん、前髪の位置が尋常でないなあといつも思う。(余計なお世話)
けど、土曜の夜にこの暗さはすごい。松ケンファン以外も観てるのかしら。
新文芸座で3/14に、映画『銭ゲバ』と唐十郎の世界があるけど・・行けない!(涙)



で、「ありふれた奇跡」は本当にすごくどっぷりはまってしまい。
初めは仲間さんの棒読み口調が気になり、最後まで観る自信がありませんでしたが、
初回で諦めた人は思い直した方がいいと思います。(キッパリ)
左官屋さん一家の食事シーンを観るのが毎回楽しみ。(おこたで鍋とか)
ダッフルケルト左官屋さんというありふれてない役を、さらりとこなす加瀬亮
もしかしたらこんな左官屋さんと駅のホームで出会ってしまうカモ・・(三十路の妄想)
と勘違いさせるような、透明感あふるる壊れそうなガラスの30代草食系男子。
大丈夫、いないってわかってるよ、あんな青年・・(実際いてもねえ)
加瀬亮はそりゃあ好きな見た目なんだけど、その反面なんかこう余りに好みどんずば
過ぎるところと、お洒落なイメージがどうもなあと思ってたのですが、やっぱりいい・・


そしてなんといってもある意味、一番の見所といった感じの「女装」シーン。
いっそ「流星の絆」みたいに、コーナー化して欲しいような気も。(ありえない奇跡)
どんどん風間杜夫が好きになって困ります。(あの和装!)
ストリームに山田太一がゲストだった回をまんまと聴き逃し、今頃やっと聴けました。
太一せんせい曰く、「女装クラブがスーっと浮かんできたんですよ」
「それぞれが持っている隠し事のシンボル」ですって。ウフフ
重たい話に挿入されるあのシーンが、なぜかホッとできる場面になりつつある。
けど、実際は笑えない事ばっかり話してる場面でもあります。
ああと毎回胸が苦しくなる。家族の間でどんどんもつれて妙な方向に転がる感じがー
銭ゲバ」も「ありふれた」も、どちらも好きな俳優(私の好きなイケてるメンズ)が
主演なのだけど、かっこイイ・・みたいな事はほぼ忘れて話に夢中になれるドラマです。
どちらも最終回が待ち遠しいような寂しいような。
主題歌のエンヤ・・マジほしいっス。(ありふれた奇病)


雪と氷の旋律

雪と氷の旋律