あの水色のワンピースが欲しいです
待ちに待ってた、「(500)日のサマー」観たぜよ!にがいあまい!甘じょっぱい!
昔々、「あの人、ミート・イズ・マーダーT着てる!」って事で更にドギューンとなって
イエス、フォーリンラブした恥過去のある私がどうして落ちつけようか?(知らんよ・・)
いやしかし、シネクイントのエレベーターの扉が開いた瞬間にフロアに流れてる
「消えない光」に動揺しすぎた。あのなんとも説明できない居心地の悪さはなんなのだ?
*以下、ボンクラ女のひとり言&少々内容に触れてるのでご注意を(長いし)
今ではすっかり石原良純似の太ったおじさんと化しているモリッシーですが、
昔はスミス共々本当に好きだったもんで、モリ生写真プレゼントには応募するわ、
詩集を読んではなんてロマンチック!とみじめったらしい歌詞に共感する等かなり重症。
一番やっかいなのは、そういう音楽を聴いてる人なんか他に山ほどいるのに、
自分だけが聴いてる様な錯覚に陥るので、同じものを聴いてるというだけで
ウワァー!と運命かもと思って急激に親近感をおぼえてしまう罠に何度かかった事か。
まあいまだにPerfume好き、TBSラジオ好きってだけでちょっとそうなるけど・・
「え、まむちゃん好きなの?私も!」みたいな。(そんな女子に話しかけられたくないよ)
スミスがきっかけという事で騒がれてはいるけれど、別に他のものに置き変えれば、
よくある話。エアロスミスだったらまた違う話になってただろうけど・・(当然)
そんな私なので観る前から、トムに感情移入してしまうだろうなあと勝手に決めつけて
いたのだけど、サマー側の気持ちもわかる事が意外だった。
女って冷たいし残酷だよナ!なんて単純じゃないですよほんと。なんつって。
もっとも常にトムだったり、常にサマー側な人生の人も中にはいるのだろうけど、大抵は
この時はトムだったけど、この時はサマーだったワっていう人は多いはず。
両方の気持ちがわかって、どっちもウワア!と思って苦しんだり泣いたり笑ったり。
エピソードの順番がごちゃまぜなのもリアル。
幸福な記憶と哀しい記憶はいつもあんな風に唐突に交互にくるもんだよね。なんつって。
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例え新たな勘違いや妄想の始まりだとしても、あのラストは有難かった!
じゃないと10トントラックにひかれて死んじゃいたくなるよ。
トム、今度はサブカル女子じゃないじゃん!結局可愛いければいいのか?と
つっこみたい気分にもなりましたが。
ついつい、トムは私じゃなかろうか?と自分を重ね合わせ、色々なイタいエピソードに
苦笑してしまうけど、自分だ!とか思ってる時点でまだまだイタい。
二階建てバスにひかれて死んだ方がいいのかもしれない。(それはもっとイタい)
サマーは風変わりで魅力的な子だけど、それは「あんな可愛い子なのに」という事が
あってこそ成り立つ話で、もしブサイクな子があんな行動したら嫌われるだけ!
容姿を抜きに考えたら、結構不思議系、個性派女子きどりなんじゃ・・?
両親の離婚で愛なんか信じないというのもありきたりなパターンだし、
公園の真ん中で×××と叫ぶとか、リンゴは一番人気ナシオだから好きだとか、
大体ベルセバの歌詞を卒アルに載せる子ってどうなのよ?(ベルセバ好きだけどサー)
「卒業」のラストでこれからどーすんの的な、永遠の愛なんてあんのかしらと
考えこんじゃう、普通の女の子なんだよ多分・・(ただし、可愛くてオサレな)
トムにしたら、風変わりな可愛い小悪魔に振り回されたオレなんだろうけど。
今どき音漏れしてスミス聴いたりあのTシャツ*1着てるトムもどうかと思うけど、
それを趣味がいい面白い人と興味を持ったり、あの本を読んでる時に話しかけられた
人と××しちゃうサマーもなあ。
トムの行動で(気持ちはわかるけど)一番ウワァ!と思ったのは、サマーの
気を引こうとして「Please Please Please・・」を社内でかけちゃうとこ!
そして数少ないサマー側な自分としてとてもリアルに納得したのは、
朝目が覚めた瞬間に、やっぱナシ!っていうとこ。凄い残酷だけどとてもわかる。
トホホな事ばかりに食いついてしまったけれど、勿論胸キュンだった場面はもりだくで、
トムがサマーを見つめる時の、恋するまなこ演技が素晴らしかったし、
サマーの青い服や髪型がいちいちカワユスだし(ぜんぶ欲しい)、
いきなりアメリカンなホール&オーツでやりすぎ幸せダンスシーンは最高!
そりゃ幸せの青い鳥もきちゃうよねー。腕にスケッチするとこもよかった。
なんだかんだ言いつつ、トムの服装(Tシャツ以外)もイタい行動も含めて、
多分私だったら大好きになってしまうんだろうなあ・・
そしてそんな私にトムは多分興味ないんだろうなあ・・
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余談ですが、映画はあんなに洒落てるのに、サントラのジャケの冴えなさはなんなのだ?
ちっともキュートじゃない!イマイチ買う気にならない。輸入盤DVDのジャケも同じく・・
チラシの写真か、もしくはトムの描いた建物の線画とかを使って欲しかったなァ。
そして「Please Please Please・・」が使われている映画といえば、
「プリティ・イン・ピンク」でダッキーが部屋で落ち込んでる時に、
かすかな音量でかかってるところがたまらなく好きなので久々に観たくなった。
そしてサマーは間違いなくもう1度観ちゃいそうだ。
*1:「うたばん」で中居くんも着てたっちゅうか多分知らずに着せられてたから!